ネコポスは、手軽で料金も安く、多くのフリマ利用者やネットショップが採用している便利な配送方法です。
しかし、厚さ3cm以内という制限があるため、商品に合った梱包材の選び方や、きれいに収めるための工夫が欠かせません。少しでも厚みが出ると返送されてしまうケースもあるため、「どう梱包すればいいのかわからない」という声も多く聞かれます。
この記事では、ネコポスのサイズ規定から失敗しない梱包のコツ、商品別の梱包ポイントまで詳しく解説します。さらに、梱包を効率化し、安心して発送できるクッション封筒についても紹介します。快適でトラブルのない発送のために、ぜひ参考にしてください。
ネコポスとは?基本仕様と利用できるサービス
ネコポスは、ヤマト運輸が提供する小型荷物向けの配送サービスで、ポスト投函で完了する手軽さが特徴です。厚さ3cm以内という条件がある一方、全国一律料金(※各社の利用サービスにより異なる)で利用できます。
ヤマト運輸単体の申込みのほか、メルカリ(らくらくメルカリ便)、Yahoo!フリマ/ヤフオク!(おてがる配送)、その他ECカートの特定プランでも利用可能です。
アプリ連携型では宛名書き不要で発送できるため、初心者にも使いやすいのが大きなメリットでしょう。
サイズ制限や料金は以下の通りです。
【ネコポスのサイズ・厚さ制限】
- サイズ:縦31.2cm以内×横22.8cm以内(角A4程度)
- 厚さ:3cm以内
- 重さ:1kg以内
【料金の目安】
料金は利用するサービスや連携アプリによって異なります。
例:
- らくらくメルカリ便(ヤマト運輸):全国一律230円(2024年時点)
- ヤフオク!・Yahoo!フリマの「おてがる配送」:全国一律(出品者負担:210円、落札者負担:230円)
ネコポスは、アプリ連携や取り扱い店舗が多く、スピード配達が魅力のサービスですが、小型配送は複数サービスがあり、用途によって使い分けが必要です。
例えば、宅急便コンパクトは、厚さ制限はありませんが専用箱が必要です。梱包しやすいが料金は高めとなっています。
ゆうパケットは、厚さ3cm以内ですがサイズ規定が異なり、郵便局で利用できます。
荷物のサイズ・厚さ・保護が必要かどうかに応じて、最適な方法を選ぶとスムーズです。
ネコポスで送れるもの・送れないもの
ネコポスは、厚さと重さの上限があるため、送れる品目に制限があります。安全に届けるためにも、事前に「適している品物か」を確認する必要があります。
【ネコポスで送れる主なもの】
以下のような比較的薄く軽い商品は問題なく送れます。
- Tシャツ・小型衣類
- アクセサリー・雑貨
- スマホケース
- 文具やハガキサイズの商品
- 書籍・漫画・薄い冊子類
梱包次第で厚さを抑えやすく、壊れにくいものが向いています。
【ネコポスで送れないもの】
以下は破損リスクや厚さ超過により、ネコポスには不向きです。
- 割れ物(ガラス製品・陶器など)
- 厚みのある衣類(パーカー・ニット類)
- 液体類(漏れのリスクが高い)
- 立体雑貨、壊れやすいプラスチック製品
- 3cmを超えやすい商品全般
特に注意したいのは「梱包時に3cmを超えてしまうもの」です。
サイズ内に収まる商品でも、たたみ方や梱包材の厚みによって3cmを超えるケースが多くあります。必ず出荷直前にメジャーや厚みゲージで確認しましょう。
ネコポスの梱包で守るべき基本ルール
ネコポスはポスト投函で配達されるため、サイズ規定が厳しく、梱包方法にも一定のルールがあります。適切に梱包しないと返送や配送事故につながることもあるため、発送前に基本ポイントを押さえておくことが大切です。
- 厚さ・サイズの制限を必ず確認する
- 封筒や梱包材の素材を適切に選ぶ
- 水濡れや汚れを防ぐ工夫をする
- 受け取り側が開封しやすい工夫をする
- 配送ラベルは平らな面にまっすぐ貼る
ここでは、安全に届けるための梱包ルールを紹介します。
厚さ・サイズの制限を必ず確認する
ネコポスは「縦31.2cm以内×横22.8cm以内×厚さ3cm以内、重さ1kg以内」という厳密な規定があります。特に厚さ3cmは非常にシビアで、商品は入っていても「封をしたら3.2cmになっていた」というケースは少なくありません。封をする前に厚さゲージで確認したり、圧縮袋を利用して厚みを抑えたりと、梱包前のひと工夫が重要です。配送中に商品がズレて厚みが増してしまう場合もあるため、余裕をもって2.8cm程度に収めると安心でしょう。
封筒や梱包材の素材を適切に選ぶ
梱包材は、厚さ制限を守りながら商品を保護できる素材を選ぶことがポイントです。
- 紙封筒(クラフト封筒):軽くてコストを抑えられるが、衝撃に弱い。
- OPP袋+封筒:防水性は高いが、折れ曲がりによる破損リスクがある。
- 薄型クッション封筒:軽量で厚さを抑えながら適度な緩衝性があるため、ネコポスに最適。
特に薄型クッション封筒は、厚みを取りにくい商品を保護しつつサイズ制限内に収められるため、フリマやECで根強い人気があります。
メルカリなどでの梱包方法については以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
『メルカリの商品をきれいに梱包する方法とは?おすすめ緩衝材やポイントを解説』
『ヤフオクの梱包のやり方を徹底解説!必要なものやひどい事例を紹介』
水濡れや汚れを防ぐ工夫をする
ネコポスはポスト投函の特性上、雨風の影響を受ける可能性があります。
商品をしっかり守るために、以下のような工夫を行いましょう。
- 商品は必ずOPP袋などで個包装
- 封筒のフタはしっかり密封
- ラベルの上から透明テープで補強して剥がれ防止
このような簡単な工夫で、水濡れによるトラブルを防げます。特に紙製封筒は湿気を吸いやすいため、内袋での保護は必須です。
受け取り側が開封しやすい工夫をする
梱包は商品を守るだけではなく、相手にとって「開けやすいかどうか」も重要です。過剰にテープを巻きつけたり、外装を二重にしたりすると、商品が取り出しにくくストレスの原因になります。
テープ幅を控えめにしたり、テープ付きのクッション封筒を使うことで、丁寧な印象を持ってもらえます。フリマアプリでは「梱包が丁寧だった」という評価につながり、リピートにも好影響があります。
配送ラベルは平らな面にまっすぐ貼る
配送ラベルは、機械で読み取りやすいように平らな中央部分へまっすぐ貼るのが基本です。凹凸部分や封の近くに貼るとスキャンエラーが発生しやすく、誤配送の原因になることもあります。
ラベルの端は透明テープで軽く補強しておくと、雨や摩擦による剥がれを防げます。美しく貼られたラベルは見た目の印象もよく、発送全体が整って見えるメリットもあります。
商品別・ネコポス梱包のコツ
ネコポス梱包は、商品によって注意すべきポイントが異なります。同じ3cm以内という条件でも、材質や形状によって最適な梱包方法は大きく変わります。
ここでは、アクセサリー・書籍・アパレル・雑貨など、ネコポスでよく発送される商品の梱包ポイントを紹介します。
アクセサリー・小物類|小袋+薄型クッション封筒
アクセサリーやキーホルダーなどの小さなアイテムは、破損防止と紛失防止を両立させる梱包が欠かせません。まずはOPP袋やジッパー袋に入れ、金具が外れたり傷がついたりしないように保護します。衝撃を吸収するために薄い緩衝材を軽く巻くか、薄型クッション封筒に直接入れると安心です。
厚みの出しすぎは厚さオーバーの原因になるため、緩衝材は必要最小限に抑えつつ、封筒の中で動かないよう中央に配置するのがコツです。封筒が大きすぎる場合は二つ折りや台紙の使用で形を固定すると仕上がりがきれいになります。
書籍・雑誌|水濡れ防止+封筒内で固定
書籍類は水濡れと角折れが最も起こりやすい品目です。まずOPP袋で必ず防水対策を行い、そのうえで封筒に入れます。配送中に表紙が折れないよう、厚紙や台紙を背面に添えると安定しやすく、見た目の仕上がりもよくなります。
封筒の中で本が動くと角が潰れやすいため、封筒サイズは可能な限り本の大きさに近いものを選ぶのが理想です。サイズが大きく余白がある場合は、台紙や補強用紙を使って隙間を埋めると安心です。書籍は厚さが大きく変わらないため、3cm以内に収めやすい点がメリットです。
アパレル|たたみ方と空気抜きで厚みを抑える
アパレル商品は、畳み方次第で厚さが大きく変わります。Tシャツや薄手の衣類は、まずきれいに空気を抜きながらコンパクトに畳むことが大切です。シワが気になる場合は軽く整えつつ、角をそろえてフラットに仕上げましょう。
その後、圧縮袋を使えばさらに厚みを抑えられます。圧縮しすぎてシワがつくのが気になる場合は、薄い紙を1枚添えて形をキープする方法も有効です。梱包時は封筒内で衣類が寄らないよう、封を閉じたあとに軽く平らにならすと仕上がりが美しくなります。ネコポスは最大3cmのため、アパレルは最も厚さに注意が必要なカテゴリと言えるでしょう。
雑貨・文房具|動かないよう固定する工夫が重要
文房具や小型雑貨は形状がバラバラで、封筒の中で動きやすいのが難点です。中で動くと破損や折れ曲がりが発生しやすいため、動かさない工夫が最重要ポイントになります。
薄い緩衝材・紙緩衝・台紙などを使い、できるだけ商品の形に沿って固定しましょう。ペンや小型ケースなど細長い商品は、テープで軽く台紙に留めるだけでも安定します。複数の商品をまとめて送る場合は、バラバラにならないようまとめて包んでから封筒に入れると安心です。
封筒自体を薄型クッション封筒にすれば、保護力を確保しながら厚さ管理もしやすくなります。
ネコポス梱包をきれいに仕上げるコツ
ネコポスの梱包は、サイズを守るだけでなく、見た目や開封時の印象も重要です。特にフリマアプリやネットショップでは、梱包の美しさが購入者の満足度に直結することもあります。ここでは、丁寧で美しい仕上がりを実現するためのコツを紹介します。
- たたみ方と配置を工夫する
- 動かないように固定して中身を保護する
- 開けたときの印象も意識する
- 環境に配慮した梱包材を取り入れる
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
たたみ方と配置を工夫する
衣類や布製アイテムは、たたみ方ひとつで厚みや見た目が大きく変わります。シワを軽く伸ばしながら角をそろえ、できるだけ空気を抜いてコンパクトに畳むことが大切です。
封筒へ入れる際は、中央に平らになるよう配置すると仕上がりが整います。形が崩れやすい場合は、台紙や薄紙を1枚添えるだけで安定感が生まれ、配送中にヨレる心配も軽減されます。
動かないように固定して中身を保護する
ネコポスはポスト投函のため、荷物は横向き・縦向きどちらの姿勢でも扱われます。封筒の中で商品が動くと、折れや破損の原因につながります。
アクセサリーや小物は、薄い緩衝材や紙パッキンで包み、封筒の中央に寄せるように配置すると安定します。文房具など細長い商品は台紙に軽く固定すると動きにくくなり、仕上がりも整います。複数のアイテムをまとめて発送する場合は、一つのパックにまとめてから封筒へ入れるとスムーズです。
開けたときの印象も意識する
梱包の美しさは、購入者が封を開けた瞬間に伝わります。過剰にテープを使ってしまうと開けにくく、不快な印象になりがちです。開封口は適度なテープ量にとどめ、整った見た目を意識しましょう。
また、商品がすぐに見えるように配置したり、納品書やメッセージカードをきれいに添えたりするだけでも丁寧な印象になります。シンプルながら誠実さが伝わる梱包は、ショップや出品者の信頼にもつながるでしょう。
環境に配慮した梱包材を取り入れる
近年は環境への配慮を求める声が高まっており、梱包材の選択にもサステナビリティが重視されるようになっています。紙素材の封筒や再生材を使用したパッケージは、環境意識の高い購入者にも好印象です。
特に、紙×薄型クッション素材でできた封筒は、環境に配慮しながらもネコポスの厚さ制限をクリアしやすく、保護力も十分です。薄型でありながら中身をしっかり守るため、フリマアプリやECショップの梱包にも適しています。
「環境配慮」「丁寧な梱包」「美しい仕上がり」の3つを両立できる素材を選ぶことで、発送全体の印象がさらに向上するでしょう。
ユニオンキャップのクッション封筒で梱包をもっと快適に
ネコポスの梱包は、厚さ3cm以内という制限を守りながら商品をしっかり保護する必要があります。そこで役立つのが、ユニオンキャップが提供するクッション封筒です。
軽量で保護力が高く、ネコポス対応サイズにも収まりやすい設計のため、フリマアプリやネットショップの発送を効率的かつ丁寧に仕上げられます。
- ネコポス対応サイズ(厚さ3cm以下)で安心
- テープ付きで作業効率アップ
- 小ロット購入やアスクル経由で手軽に導入可能
ここでは、ユニオンキャップのクッション封筒の特徴を紹介します。
ネコポス対応サイズ(厚さ3cm以下)で安心
ネコポスの厚さ制限は非常に厳しいため、梱包材自体がかさばると簡単に3cmを超えてしまいます。ユニオンキャップのクッション封筒は、薄型の緩衝材を採用しながらも保護力を確保した構造のため、商品を入れても厚みが出にくいのが特徴です。
アクセサリー・書籍・薄手アパレルなど、多くの商品を規定内に収めやすく、厚み管理に不安があるユーザーにも安心して使えます。薄型でありながら外装としての強度もあるため、ネコポスのようなポスト投函配送とも相性の良い梱包材です。
ユニオンキャップの薄型クッション封筒「ポップエコスリム」については以下の記事でも紹介しています。ぜひご覧ください。
『クッション封筒の厚さはどう選ぶ?サイズや用途に合わせた最適な選び方を解説』
テープ付きで作業効率アップ
ユニオンキャップのクッション封筒は、封緘用の両面テープ付きです。テープを別で用意する必要がなく、封をするだけで梱包が完了します。
フリマアプリやEC運営のように、日々複数の発送がある場合は大きな時短につながるでしょう。
また、封をまっすぐきれいに閉じやすいため、見栄えがよく、受け取った相手にも丁寧な印象を与えられるのもポイントです。スピードと仕上がりの両方を重視したい利用者に選ばれています。
小ロット購入やアスクル経由で手軽に導入可能
必要な量だけ購入したいショップや個人発送者にとって、梱包材の購入はロット数の柔軟さも重要です。ユニオンキャップでは、小ロットからの注文にも対応しており、在庫を抱えすぎる心配がありません。
さらに、アスクル経由での購入にも対応しているため、在庫確認から注文までオンラインで完結できます。急ぎの発送に使いたいときもすぐに手元に届くため、小規模ECやフリマ常連ユーザーにとって使いやすい仕組みです。
ユニオンキャップ公式サイト
ユニオンキャップ(unioncap)通販-アスクル
まとめ
ネコポスで安全に商品を発送するためには、サイズ制限を守りつつ、見た目にも丁寧な梱包が必要です。厚さ3cm以内という条件を意識しながら、商品に応じた梱包方法や梱包材の選び方を工夫することで、配送トラブルを避け、受取側にも好印象を与えられます。
薄型で保護性の高いクッション封筒を選べば、作業効率も品質も大きく向上します。特にユニオンキャップのクッション封筒は、ネコポスの厚さ規定を満たしやすく、テープ付きで作業が早く、必要な量だけ手軽に購入できます。
ネコポス梱包に悩んでいる方は、ぜひ一度ユニオンキャップの梱包材を取り入れてみてください。