メルカリで多くのユーザーに利用されている「ネコポス」は、一時は廃止が検討されたものの、現在はサービスの継続が正式に発表されています。
しかし、今後の物流環境や配送ニーズの変化に対応する形で、新たな配送手段への関心も高まりつつあります。
その中で注目されているのが、ヤマト運輸と日本郵便が連携して開始した「クロネコゆうパケット」です。ポスト投函・追跡可能・全国対応といった利便性の高さに加え、フリマアプリとの親和性も高いため、今後メルカリに導入される可能性もあると見られています。
そこで本記事では、クロネコゆうパケットのサービス概要や現在の状況、将来的な展望、そして対応する梱包資材としておすすめのクッション封筒について詳しくご紹介します。
クロネコゆうパケットとは?
ヤマト運輸と日本郵便が提携して新たに提供する「クロネコゆうパケット」は、ポスト投函・追跡可能・全国対応という手軽さが魅力の配送サービスです。
受取人が不在でも郵便受けに配達できるため、対面での受け取りを必要としない点が大きな特徴です。これまで日本郵便が単独で提供していた「ゆうパケット」や、ヤマト運輸の「ネコポス」と類似した機能を持ちつつ、両社のネットワークを活かした広範囲な対応力が強みです。メルカリをはじめとするフリマアプリで主流となっている「ポスト投函型配送」の新たな選択肢として、今後の普及が注目されています。
クロネコゆうパケットの詳細や他サービスとの比較については以下の記事もあわせてご覧ください。
『クロネコゆうパケットとネコポスの違いとは? - 株式会社ユニオンキャップ』
クロネコゆうパケットはメルカリで使える?
2025年5月現在、クロネコゆうパケットはメルカリで利用することはできません。
2024年に一度「ネコポスの廃止」が発表されましたが、2025年現在、ヤマト運輸はネコポスの提供を継続する方針を公表しています。
とはいえ、将来的にネコポスが完全終了となる可能性がゼロとは言えず、その代替手段として「クロネコゆうパケット」が採用される可能性があると見られています。
現時点では、メルカリ便としての正式な対応はされていないものの、ポスト投函・追跡対応・軽量物対応という配送特性が、メルカリ出品者と非常に親和性が高いためです。
今後の連携次第では、らくらくメルカリ便の新たな選択肢として導入される可能性も十分に考えられるでしょう。最新の公式発表に注意しつつ、次に備えておくことが重要です。
現在のメルカリ発送方法(2025年時点)
2025年現在、メルカリで利用できる主な発送方法は「らくらくメルカリ便」「ゆうゆうメルカリ便」「梱包・発送たのメル便」の3つです。
それぞれ送料やサイズ、厚み、配送スピード、補償の有無に違いがあります。自分が出品する商品の大きさや壊れやすさに応じて、最適な配送方法を選びましょう。
らくらくメルカリ便(ヤマト運輸)
ヤマト運輸が提供する「らくらくメルカリ便」は、ネコポス・宅急便コンパクト・宅急便の3種類から選べます。
すべての配送方法に追跡機能と最大3,000円の補償がついており、匿名配送にも対応している点が安心材料です。それぞれのサイズ制限や料金は以下の通りです。
【ネコポス】
- 送料:210円(全国一律)
- サイズ:A4(21cm×29.7cm)以内
- 厚み:3cm以内
- 重さ:1kg以内
- 配送日数:1〜2日
- 追跡機能:あり
- 補償:あり(最大3,000円)
【宅急便コンパクト】
- 送料:450円(全国一律)
- サイズ:専用BOX(24.8×34cmまたは25×20×5cm)
- 厚み:5cm前後(BOXに準ずる)
- 重さ:制限なし
- 配送日数:1〜2日
- 追跡機能:あり
- 補償:あり(最大3万円)
- 備考:専用箱は別途購入70円(税込)
【宅急便】
- 送料:750円〜(サイズと距離で変動)
- サイズ:60〜200サイズ
- 重さ:サイズにより変動。2kg〜30kgまで
- 配送日数:1〜2日
- 追跡機能:あり
- 補償:あり(最大30万円)
参考:らくらくメルカリ便|メルカリびより【公式サイト】
ゆうゆうメルカリ便(日本郵便)
日本郵便が提供する「ゆうゆうメルカリ便」は、ゆうパケット・ゆうパケットポスト・ゆうパックなどが利用できます。配送補償はついていませんが、すべて匿名配送に対応しています。
【ゆうパケット】
- 送料:230円(全国一律)
- サイズ:3辺合計60cm以内・長辺34cm以内
- 厚み:3cm以内
- 重さ:1kg以内
- 配送日数:2〜4日
- 追跡機能:あり
- 補償:なし
【ゆうパケットポスト】
- 送料:215円(全国一律)
- サイズ:専用箱縦32.7cm×横22.8cm
- 厚み:3cm以内
- 重さ:2kg以内
- 配送日数:2〜4日
- 追跡機能:あり
- 補償:なし
【ゆうパケットポストmini】
- 送料:160円(全国一律)
- 備考:ゆうパケットポスト封筒は別途購入20円 (税込)
郵便局にて購入可能
【ゆうパケットプラス】
- 送料:455円(全国一律)
- サイズ:厚さ7cm以内・重さ2kg以内
- 備考:専用箱は別途購入65円(税込)
郵便局、ローソン、メルカリストアにて購入可能
【ゆうパック】
- 送料:750円〜(60サイズ〜)
- サイズ:60〜170サイズ(3辺計60〜100cm)
- 重さ:25kgまで
- 配送日数:1〜3日
- 追跡機能:あり
- 補償:あり(最大30万円)
参考:ゆうゆうメルカリ便|メルカリびより【公式サイト】
梱包・発送たのメル便
大型商品に最適なのが「梱包・発送たのメル便」です。メルカリとヤマトホームコンビニエンスが共同で提供しており、ヤマトホームコンビニエンスが荷物の梱包から集荷、配送、設置までをすべて対応してくれるサービスです。
主に家具や家電などに利用されます。送料はサイズと距離により異なりますが、3辺合計450cm以内・重さ150kgまでの大型商品を安全に配送可能です。追跡機能・匿名配送・補償も含まれており、高額商品の取引に適しています。
- 送料:1,700円〜(サイズで変動)
- サイズ:3辺合計80〜450cm
- 重さ:最大150kg
- 配送日数:4〜7日程度
- 追跡機能:あり
- 補償:あり(上限あり)
- 備考:集荷・梱包・設置まですべて対応、匿名配送可能
参考:梱包・発送たのメル便|メルカリびより【公式サイト】
エコメルカリ便
「エコメルカリ便」は2023年に一部地域・一部ユーザー向けに試験提供が始まった新しい配送手段で、2025年現在も段階的に拡大中です。最大の特徴は、環境配慮とコスト削減を両立した点にあります。
2025年現在はサービス対象エリアが限られており、発送元・配送先住所が対象エリア外の場合は利用できません。
- 送料:730円(全国一律)
- サイズ:宅配便60〜160サイズ
- 重さ:10kgまで
- 備考:商品はすべて置き配
- 配送日数:2〜4日
- 追跡機能:あり
- 補償:なし
参考:エコメルカリ便とは - メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ
その他の発送方法(メルカリ便以外)
メルカリでは、メルカリ便以外にも郵便局を利用した「個別発送」が可能です。
たとえば、定形郵便や定形外郵便は全国一律料金で発送できる手軽さがありますが、追跡機能や補償はついていません。
レターパック(ライト・プラス)はA4サイズで追跡可能、送料は430円または600円とやや高めです。
クリックポストは185円と安価ながら追跡が可能で、厚さ3cm・1kgまでの荷物に対応しており、非常に人気があります。
また、スマートレターやゆうメールといった選択肢もありますが、いずれも匿名配送には対応していません。これらの方法は発送の自由度が高い一方で、トラブル対応や手間の面ではやや注意が必要です。
クリックポストについては以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
『メルカリで手軽に配送!クリックポストで匿名配送はできる?』
将来に備えて準備したい!クロネコゆうパケット対応資材とは?
クロネコゆうパケットはまだメルカリで正式導入されていないものの、将来的に採用される可能性が高いと見られています。その際に重要になるのが、規定サイズや厚さをクリアできるかどうかという点です。特にポスト投函型の配送サービスでは「厚みの調整」が重要なポイントとなるため、資材選びが発送トラブルを防ぐカギを握ります。
そこでおすすめしたいのが、折り返し部分を活用して厚さを微調整でき、内容物の形にあわせて柔軟に対応できるクッション封筒です。緩衝材が封筒内側にあらかじめ備え付けられているため、追加のプチプチやボール紙を用意せずとも、商品を保護しながらコンパクトにまとめられます。封筒そのものの厚さも薄く設計されているため、規格ギリギリの商品でも安心して使えるのが魅力です。
クロネコゆうパケットの詳細なサイズ規定がまだ確定していない今こそ、柔軟性と安全性を両立できる梱包資材を準備しておきましょう。
クロネコゆうパケットにぴったり!クッション封筒を使うメリットとは
クロネコゆうパケットはポスト投函型の新しい配送サービスとして注目されていますが、そうした配送方法では梱包資材の選定がトラブル防止に直結します。なかでもクッション封筒は、保護性とサイズ調整のしやすさに優れており、今後の導入を見越して準備しておくのに最適です。ここでは、クッション封筒を活用する3つのメリットをご紹介します。
- 緩衝材入りで中身をしっかり保護できる
- 厚みやサイズの調整がしやすく柔軟に対応できる
- 商品に高級感・信頼感をプラスできる
それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
緩衝材入りで中身をしっかり保護できる
クッション封筒は内側にエアクッションが施されており、外部からの衝撃をやわらげてくれる構造になっています。これにより、アクセサリーや精密機器、小型のガジェットなど壊れやすい商品でも、ポスト投函で安全に届けることが可能です。
今後、クロネコゆうパケットがメルカリで使えるようになった場合も、配送中のダメージを防ぐ意味でクッション封筒の使用は大きな安心材料となるでしょう。
厚みやサイズの調整がしやすく柔軟に対応できる
クッション封筒は紙製やビニール製の薄型封筒とは異なり、商品に応じて折り返し部分を調整したり、軽く圧縮することで厚みの微調整がしやすいのが特徴です。
クロネコゆうパケットの正式なサイズ規定が未発表の今だからこそ、柔軟性の高い梱包資材を選んでおくことで、将来的なサイズ要件にもスムーズに対応できます。
商品に高級感・信頼感をプラスできる
シンプルな紙封筒よりも厚みがあり、しっかりとした質感を持つクッション封筒は、受け取った購入者にとっても安心感を与えます。丁寧な梱包は「信頼できる出品者」という印象につながりやすく、メルカリの評価にも好影響を及ぼすでしょう。
リピーターの獲得やブランド感の演出にもつながるため、個人出品だけでなく小規模事業者にとっても有効な選択肢です。
クッション封筒ならユニオンキャップ
引用元:株式会社ユニオンキャップ
メルカリでの発送ニーズはますます多様化しています。今後ネコポスが廃止される場合、クロネコゆうパケットはその最有力候補として注目されており、ポスト投函型配送への柔軟な対応が今後のカギとなるでしょう。
なかでもクッション封筒は、保護性と実用性を兼ね備えた梱包資材として高く評価されており、今後の標準的な発送手段にも適した選択肢です。
梱包資材専門メーカーであるユニオンキャップでは、ネコポスやクロネコゆうパケットに対応可能な各種クッション封筒を豊富に取り扱っています。さらに、社名やロゴを入れたオリジナルプリント封筒へのカスタマイズ対応も可能で、ブランドイメージを高めたい事業者にもおすすめです。大量注文にも対応しており、個人利用から業務用途まで柔軟に対応できる点が強みです。
ユニオンキャップの製品はアスクルでも購入可能なので、個人事業主や個人の方の発注にもスムーズに対応できます。
今後の発送環境の変化に備えるためにも、信頼できる梱包資材を選び、スムーズかつ安心な取引を実現していきましょう。