クッション封筒の厚さはどう選ぶ?_アイキャッチ

クッション封筒の厚さはどう選ぶ?サイズや用途に合わせた最適な選び方を解説

2025/10/31

クッション封筒は、商品を保護しながら発送するために欠かせない梱包資材のひとつです。しかし、「どの厚さを選べば良いのかわからない」「配送方法に合わせたサイズ選びが難しい」と悩む方も多いでしょう。厚さによって保護力や送料、収納効率などが大きく変わるため、用途に応じて最適なタイプを選ぶことが大切です。

この記事では、クッション封筒の厚さごとの特徴や配送サービスとの関係、選び方のポイントを詳しく解説します。

クッション封筒の厚さによる違いとは

クッション封筒の厚さによる違いとは

クッション封筒は、厚さによって用途や使い勝手が大きく変わります。

一般的に、厚みが増すほど保護力は高まりますが、その分重量が増え、送料も高くなる傾向があります。反対に薄型タイプは軽量でコストを抑えられる一方、壊れやすいものの発送には不向きです。

ここでは、代表的な3mm、5mm、10mm前後の厚さごとの特徴を見ていきましょう。

3mm前後:書類・アクセサリーなどに最適

3mm前後のクッション封筒は、軽量で郵送コストを抑えやすい薄型タイプです。厚さ制限のある「クリックポスト」や「ゆうパケット」などにも対応しやすく、チケットや伝票、アクセサリーなどの小物発送に適しています。

内部の緩衝材が薄い分、封入時のサイズ調整がしやすく、かさばらない点も魅力です。ただし、衝撃吸収力は限定的なため、割れ物や精密機器などの保護には不向きです。軽量・コンパクトな品物を低コストで送りたい場合に最適な厚さといえます。

5mm前後:CD・書籍・小物向け

5mm前後は最も汎用性の高い厚さで、さまざまな発送物に対応できるスタンダードタイプです。CDや書籍、雑貨、コスメなど、ある程度厚みのある商品を安全に送ることができます。適度な緩衝性能を備えつつも厚すぎないため、ゆうパケットやネコポスなどの発送条件にも比較的収まりやすいのが特長です。

多くの企業が採用している標準サイズでもあり、在庫管理や梱包作業も効率化しやすい厚さです。迷ったときは、まずこの厚さを基準に選ぶと良いでしょう。

10mm前後:高い保護性能が必要な電子機器・精密部品向け

10mm前後の厚手タイプは、衝撃吸収性が高く、壊れやすい商品を安全に守るのに適しています。電子機器やパーツ、ガラス製品など、振動や圧力に弱いアイテムを発送する際に安心です。内部の気泡緩衝材がしっかりしているため、輸送中の衝撃や落下にも耐えやすい構造になっています。

一方で、封筒自体が厚く重量も増えるため、送料や保管スペースの確保が必要です。重要書類や高価な商品の発送など、「確実に守りたい」ケースにおすすめの厚さです。

配送方法とクッション封筒の厚さの関係

クッション封筒を使って商品を発送する際は、利用する配送サービスごとに厚さの制限を理解しておくことが大切です。厚みの基準を超えてしまうと、想定していた発送方法が使えず、料金が高くなるケースもあります。特に「ゆうパケット」や「ネコポス」などのポスト投函型サービスは厚さ制限が厳しいため、封入後の状態を確認しておくことが重要です。

ここでは代表的な配送サービスの厚さ条件を確認していきましょう。

日本郵便

日本郵便が提供する小型荷物向けの代表的なサービスには、「ゆうパケット」と「クリックポスト」があります。どちらも厚さ3cmまでという制限があり、ポスト投函で全国一律料金という手軽さが魅力です。
「ゆうパケット」は、厚さ・重さ・縦横サイズの条件を満たせば発送可能で、追跡番号も付与されます。オンラインショップでの発送や個人のフリマ利用にも広く使われています。

「クリックポスト」は、Yahoo! JAPAN IDやAmazonアカウントから利用でき、ラベルを自宅で印刷できるのが特長です。こちらも厚さ3cm以内で全国一律の185円で発送できます。クッション封筒なら制限内に収めやすく、CDや小冊子などの発送に適しているでしょう。

参考:ゆうパケット | 日本郵便株式会社,クリックポスト

ヤマト運輸

ヤマト運輸の代表的なポスト投函サービスは「ネコポス」で、2025年11月10日から厚さ上限が3cmとなります。宅急便レベルのスピードで配達できるのが特長で、個人事業主やEC事業者にも人気です。
一方、「宅急便コンパクト」は専用BOXを使用し、厚さ制限はありません。立体的な商品や10mm前後のクッション封筒に入れた精密機器などを送りたい場合は、ネコポスではなく宅急便コンパクトを選ぶと安心です。厚さ制限を守ることで、無駄な再発送や料金トラブルを防ぎながら、スムーズな配送が実現できます。

参考:ネコポス | ヤマト運輸,宅急便コンパクト | ヤマト運輸

ポスト投函で発送できる方法については、以下の記事でさらに詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。

ポスト投函できる厚みとは?発送に便利な梱包資材とおすすめアイテムを紹介

クッション封筒の厚さを選ぶときのポイント

クッション封筒は、見た目が同じでも厚さによって保護性能や使いやすさが異なります。封入物の形状や配送方法に合わない厚みを選ぶと、破損や再発送などのトラブルにつながることもあります。ここでは、厚さ選びで失敗しないための3つのポイントを紹介します。

  • 封入物のサイズと形状で選ぶ
  • 壊れやすさ・重量で選ぶ
  • 配送方法の厚さ制限を確認する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

封入物のサイズと形状で選ぶ

封入物のサイズや形状に合った厚さを選ぶことが基本です。たとえば、角張った商品や凹凸のあるアイテムを送る場合は、3mm以下の薄型では十分に保護できない可能性があります。気泡緩衝材が厚い5〜10mmタイプを選ぶことで、輸送中の圧力や衝撃から安全に守ることができるためおすすめです。

反対に、チケットや書類などの平らなものを送る場合は、薄型のクッション封筒で十分でしょう。封筒に無理なく入るサイズを選ぶことで、外装の破れや変形も防げます。

壊れやすさ・重量で選ぶ

中身の壊れやすさや重量によっても、適切な厚さは変わります。たとえば、ガラス製品やアクセサリー、電子機器などの精密パーツを発送する場合は、10mm前後の厚手タイプがおすすめです。厚みのある気泡緩衝材が衝撃を吸収し、破損リスクを大幅に軽減します。軽量な商品であれば3mm〜5mmのスタンダードタイプで十分ですが、重さのある品物を入れると封筒が膨らんで厚さオーバーになることも考えられます。封入後に厚みが増す点を踏まえて選ぶと、配送トラブルを防ぎやすくなるでしょう。

配送方法の厚さ制限を確認する

配送サービスごとに定められている厚さ制限を守ることも大切です。たとえば、ゆうパケットやクリックポストは厚さ3cm以内と決まっています。封筒自体の厚さに加え、封入物の高さや膨らみも含めた実寸で確認することが重要です。厚さ制限を超えると発送が断られる場合もあり、コストや手間が増えてしまいます。発送前に定規やスケールで測定し、規定内に収まる厚さを選ぶことで、スムーズな配送とコスト削減を両立できます。

環境に配慮した薄型クッション封筒という選択肢

環境に配慮した薄型クッション封筒

近年は、環境への配慮とコスト削減の両立を目指す企業が増えています。その中でも注目されているのが「薄型タイプのクッション封筒」です。従来の厚手タイプよりも資源を節約でき、かつ配送効率を高められるため、EC事業者やメーカーを中心に採用が進んでいます。ここでは、薄型クッション封筒が持つ具体的なメリットを紹介します。

  • ごみの削減につながる環境配慮設計
  • 薄くても十分な緩衝性能を確保できる
  • 送料を抑えられるスリム設計
  • 保管・在庫スペースを削減できる

それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。

ごみの削減につながる環境配慮設計

薄型クッション封筒は、使用する素材や構造の工夫によってごみの削減に貢献します。再生紙やFSC認証紙など、環境に配慮した紙素材を採用するタイプも増えており、従来のプラスチック製封筒に比べて廃棄時の環境負荷を抑えることができます。

また、薄型設計により使用する資材そのものの量を減らせるため、製造段階でのCO₂排出量の削減にもつながります。サステナブルな梱包を意識する企業にとって、エコ素材のクッション封筒は信頼性を高める選択肢といえるでしょう。

薄くても十分な緩衝性能を確保できる

「薄いと中身が壊れやすいのでは?」と思われがちですが、最近の薄型クッション封筒は素材の品質が大きく向上しています。高品質な気泡緩衝材を使用し、厚みに頼らずに衝撃を分散できる構造を実現。薄型ながらも一般的な5〜10mmタイプに匹敵する保護性能を持つ製品も登場しています。

これにより、書籍やアクセサリー、雑貨などを安全に発送できるほか、破損リスクを抑えながらスリム化を図ることが可能です。

送料を抑えられるスリム設計

クッション封筒の厚さが薄いほど、ゆうパケットやネコポスといったポスト投函型のサービスに適合しやすくなります。これらの配送サービスは厚さ制限があり、数ミリの違いで送料が大きく変わることもあります。

薄型タイプであれば、3cm以内に収めやすく、送料を抑えながら全国一律料金での発送が可能です。特にネットショップや定期配送を行う事業者にとって、1件あたりの送料削減効果は大きく、年間のコスト改善にもつながります。

保管・在庫スペースを削減できる

薄型クッション封筒は、保管や在庫管理の効率化にも効果的です。厚手タイプに比べて1枚あたりの体積が小さいため、同じスペースにより多くの封筒をストックできます。倉庫や店舗の省スペース化を実現し、在庫補充の頻度も減らせるため、管理コストの削減にもつながります。さらに軽量で扱いやすいため、梱包作業の効率アップにも貢献します。限られたスペースを有効活用したい事業者にとって、薄型封筒は非常に実用的な選択肢といえるでしょう。

ユニオンキャップの「ポップエコスリム」とは

ポップエコスリム

クッション封筒の厚さやコスト、環境性能のすべてをバランスよく実現したのが、ユニオンキャップの「ポップエコスリム」です。従来のクッション封筒よりも薄く軽量でありながら、しっかりとした保護性能を備えているため、多くの企業で採用が進んでいます。

「ポップエコスリム」は、厚さ約5mmのスリム設計が特長です。ゆうパケットやネコポスなどの厚さ制限(3cm以内)にも対応しやすく、封入後も無駄な膨らみを抑えられるため、郵送コストの削減が可能です。さらに、国内自社工場で一貫生産しているため、安定した品質と短納期対応を実現しています。大量注文にも柔軟に対応でき、企業の物流効率化にも貢献します。

廃棄時の分別もしやすく、再生紙を採用することでエコロジーと実用性を両立しています。
デザイン性にも優れており、清潔感のある白を基調とした見た目は、企業のブランドイメージを損なうことなくスマートな印象を与えられるでしょう。

薄型かつ高品質な封筒をお探しの方は、ぜひチェックしてみてください。

梱包材の購入先にお悩みの方は、以下の記事もぜひご覧ください。

梱包材は国内生産が安心・便利!コスト削減と品質確保のポイント

まとめ

クッション封筒の厚さは、発送する商品のサイズや形状、配送方法によって最適なものが変わります。3mm前後の薄型タイプは書類やチケット向け、5mm前後の標準タイプは書籍や雑貨、10mm前後の厚手タイプは精密機器などの保護に最適です。

また、配送サービスごとに厚さ制限があるため、事前の確認が欠かせません。

中でも、環境負荷を減らしながら送料や保管コストを抑えたい場合は、薄型設計のユニオンキャップ「ポップエコスリム」が有効な選択肢です。軽量・スリム・高品質という三拍子がそろっており、ビジネス利用にも個人発送にも対応できます。厚さを意識した賢い封筒選びで、コスト削減と環境配慮を両立させましょう。

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