ネットショップやフリマアプリの利用者が増える中で、コストを抑えてスマートに商品を届けられる「ポスト投函型」の配送サービスが注目されています。しかし、クリックポストやネコポスなどの多くは厚みに明確な制限があり、ほんの数ミリの差でトラブルにつながることもあるでしょう。
そこでこの記事では、ポスト投函で使える梱包資材の選び方や注意点を解説し、発送効率と環境配慮を両立できる注目アイテム「ポップエコスリム」もご紹介します。
ポスト投函できる荷物の厚みはどれくらい?
ポストにそのまま投函して発送できるサービスは、送料の安さや手軽さから多くの人に利用されています。しかし、各配送サービスには「厚み」や「サイズ」の明確な上限があり、それを超えると利用できなくなる点に注意が必要です。特に厚みの基準はサービスごとに異なるため、発送前にしっかり確認しておくことが重要です。
ここでは、日本郵便とヤマト運輸が提供する主なポスト投函型サービスの厚み制限について紹介します。
日本郵便
日本郵便が提供するポスト投函型のサービスには、クリックポスト、ゆうパケット、そして定形郵便・定形外郵便があります。
厚さ3cm以内、長辺34cm以内・短辺25cm以内・重さ1kg以内の荷物が対象です。
日本全国一律185円で、フリマアプリでもよく利用されています。
参考:クリックポスト | 日本郵便株式会社
厚みに応じて料金が変わり、3つの区分があります。
- 1cm以内:250円
- 2cm以内:310円
- 3cm以内:360円
※ 重さは1kgまで、三辺合計60cm以内(長辺34cm以内)
参考:ゆうパケット | 日本郵便株式会社
厚さ3cm以内が基準です。これを超えると「規格外」として料金が高くなり、場合によってはポスト投函が不可になります。
参考:第一種郵便物 手紙 | 日本郵便株式会社
クリックポストについては以下の記事でも紹介しています。ぜひ参考にしてください。
『メルカリで手軽に配送!クリックポストで匿名配送はできる?』
ヤマト運輸
ヤマト運輸が提供するポスト投函対応サービスには、ネコポスとクロネコゆうパケットがあります。どちらもECサイトやフリマアプリでの利用が広がっているサービスです。
厚さ2.5cm以内、重さ1kg以内、最長辺31.2cm・最短辺22.8cm以内の荷物をポスト投函で届けることができます。
料金はお客さまごとに異なります。
対応サイズをオーバーすると宅急便に切り替わってしまうため注意が必要です。
参考:ネコポス | ヤマト運輸
ヤマト運輸が日本郵便の配送ネットワークを活用して提供しているサービスで、こちらも厚さ3cm以内が上限です。1cm、2cm、3cmの厚みに応じた規格となり、料金はお客さまごとに異なります。
ネコポスよりやや柔軟な点もあり、より多くの発送ニーズに応えています。
参考:クロネコゆうパケット | ヤマト運輸
詳しくは以下の記事でも解説しています。
『クロネコゆうパケットとネコポスの違いとは?』
『メルカリでクロネコゆうパケットは使える?ネコポス廃止後の新サービスとは』
ポスト投函の厚み制限を超えた場合のリスクとは?
ポスト投函に対応した配送サービスを利用する際は、各社が定める厚み制限を厳守することが前提です。ほんの数ミリの超過であっても、受け付けができなくなったり、予期せぬトラブルが発生することがあります。
- 返送されてしまう可能性がある
- 追加料金や配送方法の変更が発生する
- 相手先への到着が遅れる恐れがある
以下では、実際に厚み制限を超えた際に起こりうる代表的なリスクについて見ていきましょう。
返送されてしまう可能性がある
もっともよくあるトラブルが、ポストに入らなかった荷物が差出人へ返送されてしまうケースです。特に無人で処理されるポスト投函型のサービスでは、厚みやサイズオーバーが自動で検知された時点で配達がストップされ、差出人に戻されることがあります。
再発送には手間も費用もかかるため、サイズ規定を守ることは基本中の基本といえるでしょう。
追加料金や配送方法の変更が発生する
厚み制限を超えた場合、ポスト投函型のサービスが利用できなくなり、通常の宅配便や対面配達に切り替えられることがあります。この際、当初想定していた送料より高額になるケースが多く、特に法人やネットショップ運営者にとっては、コストが積み重なる原因になります。利用者にとっても送料変更は不快な体験となるため、信頼性の面でもマイナスに働きかねません。
相手先への到着が遅れる恐れがある
ポスト投函ができなかった荷物は、返送や再配送の手続きを経る必要があり、その分到着までの時間が大幅に遅れることがあります。ビジネス文書やギフト、商品など、期日までに届けたい荷物であれば、こうした遅延は致命的です。
最初からポスト投函の規定に合った梱包資材を使うことで、こうしたトラブルは未然に防ぐことができます。
ポスト投函の厚みを想定した梱包資材の選び方
ポスト投函に対応した荷物を送る際、内容物そのものの厚みだけでなく、「どのような資材で梱包するか」も重要な判断基準となります。配送サービスの規定内に収めることはもちろん、梱包中の破損や事故を防ぐための工夫も必要です。
- 軽くて薄く、保護性もある素材を選ぶ
- 内容物にフィットした無駄のないサイズを選ぶ
- 分別やリサイクルがしやすいエコ素材を選ぶ
- ブランドイメージに合った印刷対応の資材を選ぶ
ここでは、ポスト投函を前提とした梱包資材選びのポイントを紹介します。
軽くて薄く、保護性もある素材を選ぶ
ポストに収まるかどうかを左右する最大の要因は、梱包資材の厚さです。しかし、ただ薄いだけでは配送中に中身が傷ついてしまう恐れがあるため、「薄さ」と「保護性能」のバランスが取れた資材を選ぶことが大切です。
たとえば、クッション封筒は内部に緩衝材を備えながらも、紙製で軽量かつコンパクトな設計が可能なため、ポスト投函対応の資材として非常に優れています。中でも薄型タイプのクッション封筒であれば、厚さの制限をクリアしつつ、ある程度の衝撃にも耐えるため、書類や小物、アクセサリーなどの発送にも安心して使えます。
内容物にフィットした無駄のないサイズを選ぶ
梱包の際、資材のサイズが大きすぎると、それだけで厚みが増し、規定オーバーとなる原因になります。特に角の余白や折り返し部分が膨らんでしまうことで、ポストに入らないといった事態も起こりがちです。
そのため、内容物のサイズにできるだけ近い、無駄のない資材を選ぶことが理想です。たとえば複数サイズのクッション封筒を用意し、商品ごとに使い分けるといった工夫も、トラブル回避に有効です。また、可能であればオーダーメイドで寸法調整できる資材を採用することで、見た目にもスマートな印象を与えることができます。
分別やリサイクルがしやすいエコ素材を選ぶ
近年は、梱包資材にも環境への配慮が求められる時代になっています。特にポスト投函型の配送では、簡易包装が前提となるため、使い終わったあとの処理が簡単で環境にやさしい素材が好まれます。分別しやすくリサイクル可能な梱包材を選ぶことで、エシカルな発送を実現できるだけでなく、受け取る側の印象も良くなります。
たとえば、紙とプラスチックを分離できる構造のクッション封筒であれば、資源ごみに分けて処分しやすく、再利用の面でもメリットがあります。企業にとっては、こうしたエコ対応がCSRの一環としても評価されるケースが増えており、サステナブルな資材選びがブランディングにも直結する時代になっているといえるでしょう。
ブランドイメージに合った印刷対応の資材を選ぶ
ただ商品を送るだけでなく、梱包材そのものをブランディングの一部として活用する企業も増えています。特にポスト投函型の配送では、段ボール箱のような面積を活かした演出が難しい分、封筒のデザインや印刷の質がブランドイメージを左右する重要な要素になります。
ロゴやメッセージを印刷した封筒を使用することで、顧客に与える印象が強まり、ブランドとしての信頼感や一貫性を演出できます。シンプルでスタイリッシュなデザインを採用すれば、開封前から「特別感」を演出できるのも大きな魅力です。リピーター獲得やSNSでの拡散を狙うなら、こうした細部にも気を配った資材選びが効果を発揮します。
ポスト投函に最適!ユニオンキャップの「ポップエコスリム」
ポスト投函に適した梱包資材をお探しなら、ユニオンキャップの「ポップエコスリム」がおすすめです。クッション封筒でありながら、わずか5mmの薄さを実現。これによりポスト投函サービスのサイズ規定をクリアしやすく、かつ中身の保護性も確保できる、理想的な封筒です。
- わずか5mmの薄さでポスト投函対応!
- 在庫スペースを約25%削減できるスリム設計
- エアクッションと紙素材の分別ができて環境にもやさしい
- 内容物に合わせたオーダーメイド製造・名入れも可能
最後に、ユニオンキャップの「ポップエコスリム」について詳しく紹介します。
わずか5mmの薄さでポスト投函対応!
「ポップエコスリム」の最大の特長は、その薄さ5mmという設計です。これはユニオンキャップの従来品と比べて約2/3の厚さであり、クリックポストやネコポス、ゆうパケットなど、各社が定めるポスト投函対応のサイズ制限に非常に適しています。
薄くても強度を備えた構造により、内容物をしっかりと守りながらも、配送トラブルのリスクを低減。特に、あと数ミリで厚みオーバーとなってしまうような繊細な梱包にも対応しやすく、発送効率の改善やコスト削減にもつながるでしょう。
在庫スペースを約25%削減できるスリム設計
「ポップエコスリム」は、使用時だけでなく保管時にもメリットを発揮します。封筒1枚あたりの厚みが抑えられているため、同じ数量でも在庫スペースを約25%削減することが可能です。これは、バックヤードのスペースに限りがある小売店や、複数拠点で在庫を抱える法人企業にとって、大きな利点といえるでしょう。
また、内容物に合わせたサイズ設計にも柔軟に対応しているため、「小さすぎて入らない」「大きすぎて厚みが出る」といった悩みも解消できます。無駄を省いたスマートな物流体制を目指すなら、「ポップエコスリム」は非常に頼れる選択肢となります。
エアクッションと紙素材の分別ができて環境にもやさしい
「ポップエコスリム」は、使用中の機能性だけでなく、使い終えたあとの廃棄方法まで配慮されたエコ設計が特長です。封筒の内側に使用されているエアクッションと、外側を包む紙素材は、簡単に分離できる構造になっており、それぞれの素材ごとに分別処理が可能です。
これにより、利用者はストレスなく資源ごみに出せるうえ、環境負荷の低減にもつながります。配送業務が日常的に発生する法人・個人事業主にとっては、環境対応をしながら企業としての姿勢も示せる、まさに現代ニーズに応える梱包資材です。サステナビリティが求められる今、「捨てる瞬間」まで気を配れる点は大きなアドバンテージとなるでしょう。
内容物に合わせたオーダーメイド製造・名入れも可能
「ポップエコスリム」は既製品としてのラインナップに加え、内容物に合わせたサイズで一から製造するオーダーメイド対応も可能です。無駄のない寸法で封筒を作成できるため、ポスト投函の厚み制限を意識しながらも、中身をしっかりと包み込める理想的な梱包が実現します。
さらに、ロゴやブランド名の印刷にも対応しているため、発送そのものをブランディングの一環として活用したい企業にもおすすめです。特にECサイトやD2Cブランドにとって、開封時の体験やパッケージの印象は顧客満足度と直結します。印刷対応のクッション封筒を導入することで、競合との差別化やリピーターの獲得にもつながり、マーケティング効果も期待できるでしょう。
まとめ
ポスト投函での発送は、コスト面や利便性の高さから、個人・法人問わず多くの現場で活用されています。ただし、厚みには厳しい制限があるため、適切な梱包資材を選ばないと、返送や追加料金、配送遅延といったリスクが発生してしまいます。発送トラブルを防ぎ、スマートな配送を実現するためには、「薄さ」「保護性」「環境配慮」「サイズ調整」「ブランド対応」といった多角的な視点で資材を選ぶことが重要です。
ユニオンキャップの「ポップエコスリム」は、厚さわずか5mmのスリム設計でありながら、十分なクッション性と高いデザイン性を両立した、まさにポスト投函時代に最適なクッション封筒です。エコ素材の分別構造や名入れ対応もあり、日常的な業務効率化からブランディング強化まで、多様なニーズに応えてくれます。
これからポスト投函に適した梱包資材を検討するなら、「ポップエコスリム」を選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。発送の品質と印象を一段引き上げる、有力なツールとなるはずです。