クリックポストは、郵便局やコンビニに行かずに発送手続きができるため、フリマアプリやネットオークションで利用している方も多いでしょう。
しかし、すべての商品を送れるわけではなく、規定上「送れないもの」が存在します。知らずに発送してしまうと、配送が止められたり、トラブルに発展する可能性もあるかもしれません。この記事では、クリックポストで送れないものの具体例や注意点をわかりやすく解説し、安全かつスムーズに利用するためのポイントを紹介します。
クリックポストとは?
クリックポストは、日本郵便が提供している小型荷物向けの配送サービスです。フリマアプリやネットオークションの発送で広く利用されており、パソコンやスマホからラベルを作成・決済でき、ポスト投函で手軽に発送できるのが特徴です。
料金は全国一律で 185円(税込) と非常にリーズナブル。
サイズは 長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内 に収める必要があり、重量は 1kg以内 が上限とされています。小型で軽量な商品を発送する際に便利ですが、規格を超えると利用できないため注意が必要です。
参考サイト:クリックポスト
クリックポストで送れないもの一覧
クリックポストは手軽で安価なサービスですが、送れないものが定められています。
- 貴重品(信書、現金、貴金属、爆発物など)
- 郵便禁止品(爆発物や毒劇物、危険物、生きた病原菌など)
- サイズや重量が規定外のもの
ここでは代表的な送れない品目を確認していきましょう。
貴重品(信書、現金、貴金属、爆発物など)
クリックポストでは、現金や有価証券などの貴重品を送ることはできません。信書も対象外であり、契約書や請求書など法律で定められた文書を送付すると違反になります。
また、貴金属や高額な宝飾品も禁止されています。万一配送中に破損・紛失があっても補償がないため、貴重品は宅配便など補償付きサービスを利用しましょう。
郵便禁止品(爆発物や毒劇物、危険物、生きた病原菌など)
郵便法や関連規則により、爆発物・火薬・ガスボンベ・毒劇物・麻薬などの危険物はクリックポストで送ることができません。さらに、生きた病原菌や感染性物質なども郵送が禁止されています。これらは安全面に大きなリスクがあるため、発送が発覚した場合は郵便局で差し止めになる可能性があります。
サイズや重量が規定外のもの
クリックポストにはサイズと重量の上限が定められています。厚さが3cmを超える商品や、1kgを超える荷物は利用できません。梱包を工夫しても規定内に収まらない場合は、ゆうパケットや宅配便など別のサービスを検討しましょう。
無理に規定を超える荷物を投函すると、返送されたり追加料金が発生する場合があります。
クリックポストで送るのを避けた方がいいもの一覧
クリックポストは安価で便利な発送方法ですが、規定で禁止されていなくても、実際には送らない方が安心な品目も存在します。特に以下のようなものは配送中のリスクが高く、トラブルの原因になりやすいです。
ここでは、避けるべき代表的なケースを紹介します。
壊れやすいもの
ガラス製品や陶器、精密機器などの割れやすい商品は、クリックポストには適していません。配送は基本的にポスト投函と通常の郵便輸送ルートを経るため、取り扱いが丁寧に行われるわけではなく、揺れや衝撃にさらされる可能性があります。
補償も付いていないため、破損しても損害は自己負担です。壊れやすい品物を安全に届けたい場合は、宅配便やゆうパックなど、丁寧な取り扱いと補償があるサービスを利用するのが賢明でしょう。
保冷が必要なもの
食品や医薬品など、温度管理を必要とする品物もクリックポストでの配送には向いていません。輸送中は常温で扱われるため、夏場の高温や冬場の低温によって品質が劣化するリスクがあります。特に生鮮食品やチョコレート、冷凍品などは到着時に状態が変化しやすく、トラブルにつながりかねません。
これらの品物を送る場合は、クール便や専用の温度管理サービスを利用するのがおすすめです。
クリックポストを利用する際の注意点
クリックポストは便利で低コストな配送方法ですが、安全に利用するためにはいくつかの注意点を理解しておく必要があるでしょう。特に以下のようなポイントを意識していないと、トラブルにつながる恐れがあります。
- 高価なものは送らない
- 壊れやすいものはしっかり梱包する
- 厚さ3cmを超えないよう注意する
- 宛名ラベルは必ず印字して貼り付ける
ここでは利用時に気を付けたいポイントを詳しく見ていきましょう。
高価なものは送らない
クリックポストには配送中の紛失や破損に対する補償制度がありません。そのため、ブランド品や高額な電子機器など、万一の損失が大きい商品を送るのは避けた方が無難です。
高価なものを確実に届けたい場合は、補償が付いた宅配便やゆうパックなどのサービスを利用することで安心できます。
壊れやすいものはしっかり梱包する
禁止されてはいないものの、ガラスや陶器などの壊れやすい商品は、緩衝材を使った丁寧な梱包が必須です。輸送時には仕分けや運搬で衝撃を受ける可能性が高いため、商品が動かないよう固定する工夫も重要です。
厚さ3cmを超えないよう注意する
クリックポストの規格では、荷物の厚さは3cm以内と決められています。梱包材を使いすぎたり、複数の商品をまとめたりすると簡単に制限を超えてしまうこともあるでしょう。厚さを確認せず投函すると返送や配送遅延の原因になるため、発送前に必ず測定してください。厚みを抑えるためには、梱包資材と封筒が一緒になったクッション封筒などの薄型の梱包材を選ぶこともポイントです。
便利なクッション封筒については、以下の記事でも解説しています。ぜひご覧ください。
『クッション封筒の送り方をサービスや場所別に徹底解説!送る際の注意点は?』
『クッション封筒はどこで買える?どこがベスト?専門メーカーで購入するメリットを解説 』
宛名ラベルは必ず印字して貼り付ける
クリックポストは、手書きの宛名では受け付けてもらえません。専用サイトで発行したラベルを必ず印字し、しっかりと荷物に貼り付ける必要があります。
印字がかすれて読み取れなかったり、途中で剥がれたりすると、配送が止まってしまうリスクがあるため注意しましょう。透明テープで上から保護するのもおすすめです。
クリックポストに関するよくある質問
クリックポストは多くの人に利用されていますが、実際に使おうとすると細かい点で疑問を感じるケースも少なくありません。
- クリックポストでチケットは送れる?
- クリックポストは土日や祝日でも配達される?
- クリックポストの配達日数はどのくらい?
- 匿名配送はできる?
- 着払いで送ることはできる?
- クリックポストのラベルは手書きでもいい?
ここでは利用者から特によく寄せられる質問をまとめ、わかりやすく解説します。
クリックポストでチケットは送れる?
コンサートやイベントのチケットは薄くて軽いため、サイズ的にはクリックポストで送ることが可能です。しかし注意すべきは「信書」に該当するかどうかです。法律上、信書はクリックポストで送ることが禁じられており、例えば「受取人に意思を伝える性質を持つ文書」に該当すると違反になる可能性があります。
チケット自体は信書にあたらない場合が多いですが、メッセージカードや案内文を同封すると信書扱いになることもあるため、十分な注意が必要です。安全に送るためには、公式に案内されている発送方法を確認してから利用しましょう。
クリックポストは土日や祝日でも配達される?
クリックポストは通常の郵便物と同じ扱いのため、土日や祝日でも配達されます。
郵便局の休業日であっても、配達ルートに組み込まれている限りは届けてもらえるため安心です。ただし、年末年始や大型連休などは通常よりも配達に時間がかかる場合があります。余裕を持って発送するのがポイントです。
クリックポストの配達日数はどのくらい?
配達にかかる日数は、概ね発送から2日〜3日程度 が目安です。地域や配送状況によっては、翌日に届く場合や逆に数日かかるケースもあります。
宅配便のような「必着サービス」ではないため、期日指定が必要な場合には不向きでしょう。確実に早く届けたい場合は、速達や宅配便を利用する方が安心です。
匿名配送はできる?
クリックポストでは、差出人と受取人の住所・氏名を記載する必要があります。そのため、メルカリなどのような匿名配送機能は利用できません。
匿名で取引を進めたい場合は、フリマアプリが提供する独自の匿名配送サービスを利用する必要があります。
クリックポストを安全に使う方法や梱包の工夫については以下の記事でも解説しています。ぜひ参考にしてください。
『メルカリで手軽に配送!クリックポストで匿名配送はできる?』
着払いで送ることはできる?
クリックポストは「発払い専用」のサービスであり、着払いで送ることはできません。料金は発送手続き時にクレジットカードで支払う仕組みになっており、受取人が負担する形では利用できないのです。
もし着払いで送りたい場合は、ゆうパックや宅配便などの別サービスを選びましょう。
クリックポストのラベルは手書きでもいい?
クリックポストでは、ラベルを必ずシステムから印字して貼り付けなければなりません。手書きで宛名を書く方法は認められていないため、プリンター環境を整えておくことが前提となります。
印刷環境がない場合は、コンビニのプリントサービスを活用するのも一つの方法です。ラベルが読み取れないと配送が止まるリスクがあるため、鮮明に印字して貼り付けましょう。
しっかり梱包して安心してクリックポストを送ろう!
クリックポストは全国一律料金で便利に使えますが、補償がないため荷物の梱包がとても重要です。輸送中の衝撃や圧迫から商品を守るには、緩衝材を使った梱包を心がけましょう。特におすすめなのが「クッション封筒」です。クッション封筒は、封筒の内側にプチプチ(エアキャップ)がついているため、別途緩衝材を用意しなくても衝撃を吸収でき、クリックポストの規定サイズにも収まりやすいのがメリットです。
大切な荷物を安心して届けるためには、こうした便利な梱包資材を上手に活用することがポイントになるでしょう。
クッション封筒を使うと便利な理由
クリックポストで発送する際、梱包材選びはとても重要です。中でも「クッション封筒」は、規定サイズに収まりやすく、軽量で使いやすいため、多くの利用者に選ばれています。
- サイズ規定に収まりやすい
- 軽量なので送料を抑えられる
- ワレモノやCD・DVDも安心して発送可能
- コスト削減につながる
ここではクッション封筒を活用するメリットを詳しく見ていきましょう。
サイズ規定に収まりやすい
クリックポストは、長辺34cm以内・短辺25cm以内・厚さ3cm以内といった厳格なサイズ規定があります。通常の段ボールや厚みのある包装材を使うと、すぐに制限を超えてしまうこともあるでしょう。
その点、クッション封筒は薄型ながら内部に緩衝材がついているため、無駄な厚みを抑えつつ規定内に収めやすいのが大きな特徴です。
軽量なので送料を抑えられる
クリックポストは全国一律185円(税込)ですが、重量の上限は1kgです。重い梱包材を使ってしまうと、商品を含めた総重量がオーバーするリスクがあります。
クッション封筒は軽量設計のため、重量を気にせず安心して使えるのが魅力です。送料を抑えつつ効率よく発送できるため、フリマやEC利用者にとって強い味方になるでしょう。
ワレモノやCD・DVDも安心して発送可能
CDやDVD、アクセサリーなどの小物類は、輸送中の衝撃で破損しやすい商品です。クッション封筒なら封筒の内側にプチプチ(エアキャップ)が貼られているため、簡単に衝撃対策ができます。さらに別途緩衝材を巻く必要がないため、梱包作業の効率化にもつながるでしょう。ワレモノやCD・DVDなどの商品の発送にぴったりです。
コスト削減につながる
クッション封筒は1枚あたりの単価が安く、コストパフォーマンスに優れています。段ボールと比べて保管スペースを取らず、まとめ買いすればさらにコスト削減が可能でしょう。継続的にクリックポストを利用する方にとって、経費を抑える大きなポイントになります。
クッション封筒ならユニオンキャップ
引用元:株式会社ユニオンキャップ
クリックポストを安心して利用するためには、規定サイズに収まりやすく、衝撃から荷物を守れる梱包材を選ぶことが欠かせません。
ユニオンキャップでは、クリックポストに最適なクッション封筒を多数取り揃えており、用途やサイズに合わせて選べるのが大きな強みです。
封筒の内側にはプチプチ(エアキャップ)が付いているため、CDやDVD、雑貨やアクセサリーといったワレモノも安全に発送できます。また、軽量設計のため重量オーバーを気にせず利用でき、コスト削減にもつながるでしょう。さらに、まとめ買いでの導入にも対応しているため、継続的にフリマアプリやECショップで発送する方にもおすすめです。
ユニオンキャップでは、発送業務を効率化しながら安心して商品を届けられるよう、実用的で高品質な梱包材を提供しています。クリックポストを活用する際は、ぜひユニオンキャップのクッション封筒をご利用ください。
まとめ
クリックポストは、全国一律料金で小型荷物を手軽に発送できる便利なサービスですが、送れないものや注意点を理解しておくことが重要です。
今回紹介した通り、貴重品や危険物、規定外サイズの荷物は発送できず、補償もないため高価なものや壊れやすいものには不向きです。利用する際は規定を守り、ラベルを正しく印字して貼り付けるなど基本的なルールを徹底することが、トラブル防止につながります。
また、発送業務を効率的かつ安全に進めたい方は、ユニオンキャップの高品質なクッション封筒をぜひ活用してみてください。